SSブログ

バカな経営者はいらないけど・・・どうするソニー [カメラ]

6月は、株主総会の季節でした。
ようやく、円安基調になり、輸出関係が強くなりそうな経済予想ですが、
エレクトロニクス業界はどうでしょうか・・・
韓国・中国勢におされまくり、今ではサムソンの背中さえ見えない状況に
追い込まれてしまいました。
僕の思いとしては、ソニーという会社が、サムソンどころかAppleやGoogleより
素晴らしい可能性を持っているはずなんです。[exclamation×2]
映画・音楽・ゲームソフト・本等のコンテンツ、それを制作・見る聞く・管理等のデバイス、
それらをクラウドで結びつけるネットワーク、そして金融と全て持っているのです。
何故、こんなにメタメタになってしまったのか・・・

はい、今の経営陣がおバカ過ぎるようです。[わーい(嬉しい顔)]

ソニーさんの株主総会は6月20日でした。
私も、超弱小株主として、発信を続けています。[ひらめき]
でも、今回の株主総会では、具体的なアクションをやめました。
それは、サード・ポイントというファンドが現れたからです。
CEOのダニエル・ローブ氏は、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)を上場することを提案してきたのです。
ちなみに、ダニエル・ローブ氏の大叔母は「バービー人形」の生みの親として知られているそうです。だから、子供から大人まで楽しめるエンターテインメントやブランドなどに強い興味を持っているとか・・・
そういう所もあってか、ソニーさんが時価総額1兆円を切ったときに、しこたま株を買ってしまい6%以上の大株主様になられたようです。

僕は、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)の上場について大反対です。
理由は簡単です。Apple社やサムソン社の違いは、ココにあるからです。

さて、平井君はどんな判断をするのか・・・
経営能力はまったく無い人ですが、持ち前の運の良さはお見事なんです。
今まで、資産売却とリストラでしか利益を出せなかった経営者です。

2014年3月期は、さすがにそれは通用しません。
しかし、またまた降って湧いたような株主からの提案の資産売却で利益が出せる話です。

平井君は、この話に乗って、また資産売却で利益だすのか[exclamation&question]

普通に考えたら、この話を前向きに考えるのでは?と思ったのですが、
どうも、平井君の判断基準では、簡単に乗りそうにないと判断しました。
もしかしたら、彼の経営能力の無さが、良い結果を生む可能性を感じました。
つまり、
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)を上場しない
ということです。
何故そう思ったのか・・・

2013年1月21日号の日経ビジネス「シリーズ正念場の大企業」で
ソニーさんが紹介されていました。
_DSC3364.jpg
タイトルは「情熱を取り戻せるか」(←クリック)とのこと・・・
そして、平井君のインタビュー記事も出ていました。
サブタイトルは「テレビ再生は前倒しで進んでいる」(←クリック)とのことでした。
これ読んで、間違いなく平井君は本当に能力がないんだと実感しました。[わーい(嬉しい顔)]

平井君が、2年前に、大発表をしたSony Tabletを覚えていますか?
どこからみても、絶対売れないTabletを喜んで発表してました。
僕は、すかさず絶対に売れないと2011年6月のBlog(←クリック)に記載しました。
何が、悔しいって、まず売れないTabletにSONYの冠をつけた事です。
それを、代表取締役社長の立場、堂々と自信満々に発表し、その責任を取らず、
なんと代表取締役社長になってしまった事です。[もうやだ~(悲しい顔)]
TV事業も「俺がやる」って言ってから、2年以上やっていますが、未だ赤字だし、
新しい視聴のスタイルを提案するとか言って自慢気には発表していたナスネ
面白いように売れていないし、
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の社長の時になーんも考えず、ただコスト削減を行って利益を出しただけなのに、評価されてしまい、結局、なーんもしてないから、今、ゲーム機ビジネスは最悪の状態になっています。

売れない、PlayStation Vita (PSV)、売れそうもないPlayStation 4(PS4[トレードマーク])・・・
すべて平井君が社長時代に意思決定されたものだと思います。

この感性の無い、製品感覚で、「ソニーの新製品に対して口を出している」
と日経ビジネスの記事「情熱を取り戻せるか」に書いていました。
その抜粋をご覧ください。

_DSC3366.jpg

まぁ、見事に記者ののせられて、ルンルン気分でカッコつけてるのがミエミエです。[わーい(嬉しい顔)]
まるで、自分はスティーブ・ジョブス氏になった気でいるのでしょうか[exclamation&question]

とにかく彼は、カッコつけたいだけの無能な経営者というのがインタビュー全体でよく分かります。
過去、自分の大失敗製品を棚にあげて、RX100等の成功した製品について、さも自分が意見を言ったから売れたと言いたかったのでしょう。
この記事が発売されたのは、2013年1月21日なので、実際のインタビューは、2012年11月中旬から12月初頭と予想できます。
そして売れないα99も自分が意見言ったと書いてあります。
たぶん、周りからキヤノンより安価な設定だからα99は売れますよって言われていたんでしょう。だから日経ビジネスの記事でもα99は大きく出ています。
しかし、現時点、まったく売れていません。[わーい(嬉しい顔)]
たぶん、これでかなり怒りを買ってしまい、直接嫌がらせを受けて、予定されていた廉価版とプロ用のフルサイズαの発売が中止になったと予想しています。

よほど、平井君のプライドを傷つけたのでしょう・・・
さらには、前デジタルイメージング事業本部副本部長の勝本徹氏が「続ける」と宣言していた圧倒的な技術のTLMさえヤメさせてしまい2014年まで新αマウント機は出ないそうです。[わーい(嬉しい顔)]
これだけ売れない商品に絡んできた平井君がαマウント機に口を出されるとTLM嫌いの僕でも、かなり不安になってしまいます。[がく~(落胆した顔)]

平井君は、能力は無いのに、かなりのカッコつけの人物というのは、違うところからも見えてきます。
1970年に入社以来40年間ソニーの技術幹部を務めた原田節雄氏『ソニー 失われた20年ーー内側から見た無能と希望』という本を出されました。その時のインタビュー記事がコチラ(←クリック)です。

インタビュー一部抜粋します。
原田氏 
(平井君は)CEOですし、手腕は未知数ながら過去の負の遺産を払拭して新しく出直し、1〜2年先の方向を示して、会社を変えられるのは彼しかいないと期待してこの本を書いたのです。しかし、裏切られました。10月19日にソニー美濃加茂の工場閉鎖と2000人のリストラを発表、1週間後にNHKに出演し「ソニーはこうやってよみがえる」と発言しましたが、それはまったくおかしい。社長がやるべきなのは、美濃加茂で全員の前で頭を下げ、働いている人の気持ちを思いやって、「私の力が足りないために、ここまできてしまいました。なんとかがんばるので頼みます」と、詫びてお願いすることだと思うのですが。

原田氏には申し訳ないですが、裏切られたと思う方がおかしいです。今までリストラだけで社長になったような人なので、当然の態度かと思います。そしてNHKに出演にしてカッコつけるのは、戦略無くてもリストラしたら成功できると思い込んでいるので、こんなチャンスは2度と無いと思ってTVに出演したのだと思います。

そして、原田氏の後輩になると思いますが、同じく平井君に愛想をつかした技術幹部がいます。2013年1月から日本サムソンの社長に就任した、鶴田雅明氏です。鶴田氏は2012年10月でソニーを退職しています。鶴田氏は、2004年に業務執行役員に就して半導体事業本部の副本部長、ゲーム子会社のソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の最高技術責任者(CTO)を経て、2011年6月から技術渉外を担当されていたそうです。つまり平井君とは、長い付き合いをしている人です。僕は、鶴田氏を直接は知りませんが、知り合いが鶴田氏と親交があり、退職の理由を聞いたところ、「平井氏にエレクトロニクス事業の強化は、現在の技術力を強化しないといけない。そのための施策を提案してきたが、適当に返事するだけで何もしてくれなかった。頑張ったんだけど仕方がなかった。だから辞める事にした。」という事でした。知り合いもたった2ヶ月で日本サムソンの社長とは想像してなかったようです。[わーい(嬉しい顔)]
個人的には、日本人として許されない転職と思いました・・・[ちっ(怒った顔)]
話題になった事件です。詳しくはコチラ(←クリック)をご覧ください。

そして、更に口だけのエレクトロニクス事業復活という詭弁の証拠が、この株主総会での議案である取締役になります。マクドナルドの社長やら初女性役員やらでカッコつけはしていますが、エレクトロニクス事業出身の役員はいません・・・まったくの0(ゼロ)なんです。[ふらふら]

もともと平井君は、ソニー・ミュージックエンタテインメント出身のコンテンツ屋さんです。だから、最初からエレクトロニクス事業なんか無理なのは当たり前です。前任のストリンガー君もコンテンツ屋さん上がりです。だから僕は、技術幹部の流出やリストラはじめ役員すら出さない態度は、エレクトロニクス事業売却を考えていると思っています。
僕のBlogで、前々からソニーが無くなってしまうと表現してきました。

ところが、大株主サード・ポイント社からの提案は、コンテンツビジネスど真ん中、
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)の上場
だったのです。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

そりゃ、簡単にはOK出せないでしょう[るんるん]
僕の想像では、エレクトロニクス事業を無くしてしまうつもりが、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)を上場、つまり一部売却してその利益でエレクトロニクス事業を立て直せですから、話が大きく変わります。[わーい(嬉しい顔)]
今までのようなおバカなマネージメントではダメってことです。

日経NETの2013年5月27日の記事「ファンドvsソニー 平井6人衆、迫られる神経戦 」の最後の部分を抜粋いたします。結構、本質をついていると思いました。なお、このような記事は鵜呑みにしない方がいいです。企業の広告宣伝の場所なので、現場にいないと分からない話が、リアリティに表現されています。ただ、何を意図したいか分かると思います。明確にエンタメ部門を一部売却は反対なのです。それを株主総会前に伝えているのかと思います。

最後の部分を抜粋
■みながじれている
この6人衆と平井がリストラ案もM&A策も人事のたたき台もつくってきた。彼らは今のソニーを立て直せるのだろうか。それ以前に、サード・ポイントを納得させられるのだろうか。
「好調なエンタメ部門を一部売却、その資金をエレキ部門に振り向けるべきだ」。こんなサード・ポイントの主張は、これ以上、ソニーの停滞を我慢できない株主の声を代弁する正論でもある。
そして、じれているのは株主だけではない。
SCE最高技術責任者(CTO)などの経験があるソニー元業務執行役員の鶴田雅明は1月、サムスンの日本法人で、半導体など部品事業の日本サムスン(東京・港)の代表取締役にスカウトされた。ソニー関係者は「サムスンが鶴田氏の人脈を買ったのだろう」と解説する。エンジニアたちは外資などから引き抜かれ続けている。チャットアプリで急成長するLINE(東京・渋谷)の社長、森川亮もソニー出身。実績あるベテランも、チャレンジ精神を秘めた若手もソニーから流出してしまった。
平井ソニーの1年目は黒字転換したとはいえ、「遺産の切り売り」の連続だった。米国本社ビル、テレビ事業部が入る東京・JR大崎駅前のビルも手放した。経営再建で後手に回り続ければ、エンタメ部門の一部売却というローブの提案が現実に近づくだろう。
今の姿を守り続けるか。分離という劇薬を飲むか。ソニーは岐路に立たされている。

僕は、エンタメ部門の売却はあり得ないと思っています。
そして、平井君では、ソニーを無くしてしまう恐れがありましたが、サード・ポイント社のおかげで、ある意味、なんとしてもエレクトロニクス事業の再建が必要になりました。
僕としては、この流れはとても素敵な事なんです。[わーい(嬉しい顔)]
だから、僕は、今年の総会でもう1年様子を見ようと思ったのです。[ぴかぴか(新しい)]

平井君には、おバカな周りよりも、技術部門に心からソニー製品を愛する素晴らしいビジネスセンスがあるエンジニアがいるはずです。
早く、その人にソニーを任せるべきかと思います。
一番大事な事は、平井君が、僕の大事なαに口を出さないでもらいたいです。[ちっ(怒った顔)]

まじめたる 技術なる者 未来あり
物作り会社の基本中の基本だと思います。

To be continued
nice!(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。